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2011年度映画感想-新少林寺

2011年度日本公開映画を幾つかメモ。

中国(香港)系映画はハリウッドに並んだと思う。
「新少林寺」と名の付く近作映画は、このアンディ出演とジェット・リー出演作がある。しかし、この作品を以って今後「新少林寺」と云えば、恐らくアンディ主演のこの映画を指すと思われる。続きは、ネタバレ含みの感想を






アンディ・ラウの演技とキャラが光る、主人公改心巧夫映画。アンディ以外のキャラクターにも明確な個性を持たせているが、殆どの準主力級キャラクターが亡くなってしまう贅沢仕様。ジェット・リーが関係する少林寺映画と違い、世界に通用させる大作巧夫映画だとハッキリした作り。広大なロケーション、撮影セット、これを撮り尽くすアングル等に、香港映画(だと思うが)の成熟を見る。終盤で白人将校による少林寺砲撃シーンがある。少林寺敷地内の建物(セット)がドンドン綺麗に爆破される。実に見事なセットなのだが、惜しげもなく爆破する。豪華すぎる・・・。
大筋はアンディ演じる将軍ハンの生き様。勿論見所は沢山あり、ロケーション/アクション/取り巻きキャラの奮闘などがキチンと成されている。ただし素晴らしいロケーションを雄大なカメラワークで見せるので、よく出来たアクションやキャラが景色に取り込まれ霞む印象すらある。音楽も中々良い。全てに於いて納得の行く展開では無いが、非常に出来が良いと思えた。

余談1)少林寺が如何程のものか!と覇権を図る主人公、将軍(アンディ)の基本スペックが、そもそも高い。
序盤の対僧侶シーン、暗殺失敗から襲撃回避シーン、娘を救い馬車での逃走劇では少林寺僧侶も真っ青な運動神経を見せてしまう。非情な権欲あれど家族には優しくアツいキャラクター。妻とのシーンはカメラ映えする魅力的な表情を見せる。流石アンディ・ラウ。出家後は慎ましく身を挺して少林寺や民を守り、クーデター直後から圧倒的な強さを垣間見せるニコラス・ツェーに対峙しても、闘いを避け正しさをひたすら問い乞うキャラである。身内の死後、ジャッキーの居にある鋏を手に取り、自分の髪をバッサバサと雑に寡黙に切り取る見せ場シーンが意外に長い。アンディが自ら散髪するのだからタップリ収録した訳だ。期待されるアンディの少林寺拳法修行シーンは強烈に少なく、如何にして強さを身に付けるかの成長過程シークエンスは無い。身体向上よりも、心の成長と慈悲、和の精神を身に付ける所に落ち着く。ジェットリーやジャッキー映画にあって当然のものが無い、いや一般的な改心映画にもあるシークエンスが簡潔に留めてある。凶悪非業なニコラスとの対決に押されつつも彼を庇い、僧侶アンディは仏像の禅定印の中へ落ち、仏に見守られ逝ってしまう。中々の主人公設定だった。

余談2)ジャッキーは端役で登場。
僧侶でいるべきか、それとも少林寺を去るかで悩む老いた料理係、また高僧(于海)の友人としての役どころ。生地を練る、鍋を煽る等の調理シーンでカンフーキッドの様な鍛錬シークエンスが盛り込まれており、何故アンディに無かったのかとすれば「ジャッキーの見せ場として回したからだ」と言えるかもしれない。高僧と昔を語りながらアンディや少年僧らを温かく見守る一歩引いた役、高僧を助ける際は身軽さよりも(爺設定なので)長年の調理で鍛えた力技を奮ってジャッキーらしさのある巧夫寸劇を見せてくれる。あくまで老体の身なので仕留める役は少年僧が担った。ニコラス少林寺襲撃シーン前の避難にて「民と一緒に寺を去りなさいよ」と促され、めでたく出番を終える。ラストの激戦には参加しない、あくまでサブのサブキャラだ。

余談3)妻役(ファン・ビンビン)と娘役(岛田瑠那)に、少林寺若手僧侶の役者も良い。
夫(将軍)の気性に合わせた妻の性格設定が良い。大陸系の女優さんは結構綺麗所が多い。娘はグズグズしたり、襲われたり、怖がったり、死を迎えたりと、かなり忙しく且つ見せ場がある。これは子役といえど、かなりの演技力が問われるが、これをコナした娘役は岛田瑠那(島田瑠那)。芸名は噜娜、日本国籍とあるが情報は少ない。演技に関しては申し分ない。※詳細はコメント欄をCheck! コメント有難うございました。


出演者リスト
刘德华(アンディ・ラウ) 军阀少帅 侯杰
范冰冰(ファン・ビンビン)侯ノ妻 颜夕
岛田瑠那 侯ノ子 侯勝男
谢霆锋(ニコラス・ツェー)副官 曹蛮
成龙(ジャッキー・チェン)煮饭僧 悟道
少林寺高僧-于海(ジェットリー少林寺の師匠役)
吴京(少林僧侶)
释延能(行宇/カンフーハッスルの人足、十二路譚腿の使い手)
余少群(ユイ・シャオチュン )

字幕無しだが以下で観られる。※期間限定 http://zt.pptv.com/movie/sls/
2011/07/28時点、配信終了。
2011/11/18時点、視聴できる何故だw

1 件のコメント:

  1. 情報:子役の島田ではなく「嶋田瑠那」。「噜娜」は芸名ではなく「瑠那」が中国では読めないので発音として「噜娜」と記載されている。芸名は「嶋田瑠那」現在は100%中国や香港で子役として有名である。『女人無悔』『金婚』『孝子』『美麗人生』等数々の映画、ドラマ、CMで活躍中であり、帰国子女でもあり、外タレ部類に属している。現在は北京と川崎と半々の生活を送り妹も中国では子役もある。この子役ブームの中早くも日本のプロダクションが確保している状況。芦田真菜ちゃんとはことなる異色の子役で新少林寺では完成された演技と香港、中国ではニュースで取り上げている。今の現在のプロダクションの画像で見る限り可愛いから綺麗に変化し初めている。口語が北京語となっているのできっと片言の日本語であろう。ユンソナ、ロラーチャン等そそられるのは日本ではうける。期待大。
    子役研究家(趣味)

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