・・・彼は「夢を見返すと遅疑が亡くなる」と言う。
中々難しいことを言いやがる。
余程の印象ある夢を見た後でも、その日を過ぎれば忘れてしまう。
夢は深層心理の映像化であり、最も簡単で性急な苦悩の明示化である。
ところが、更に深い苦悩が夢になって現れた場合、現実にも深刻な暗示となる。
こんな夢を見た。
思い当たる節のない実姉と義兄の冷たいあしらいに嘆いた亡き叔母が
小部屋に駆け込み、泣き喚き自ら首を括ろうとしていた。
その小部屋の引き戸を開けて、喚く光景を冷静に見た。
実姉と思われる夫婦に当たるのは何(誰)か?
確かに亡くなったと認識する叔母が不運な役柄で出たのは何故か?
等は考えたくはない。
暗示するものは朧である。自己の立場から解釈に結びつける事も出来るが
これは余りに悲観過ぎた解釈だ。唯 "自分嫌い" の判定には成った。
笑える話である。
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