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Pick out songs of Steve Vai.

80年代は大勢のロックギタリストが名を連ね雑誌を賑わせた。
高速クラシカル、ライトハンド奏法、8フィンガー奏法、タッピング、スウィープ奏法など欧米のギタリスト達は、それぞれ特徴的な持ち味(テクニック)があり、バンドの顔となった。彼らが輩出された背景には当然、前時代からの系譜や、カリスマギタリストの存在がある。そこへ振り返らせない程、80年代のギタリストは輝いた、と今は思う。その後、バンドの総合力が意味を成し始め、特定メンバーがスポットを浴びるようなロック&メタルバンドは大きく取り上げられなくなったようだ。そんな中、ロックギターフレーズに広く影響を与えてしまったのが Steve Vai だ。スッカリ耳に馴染んだ Steve Vai ファンからすると、昨今ギターソロが編入される曲(ジャンル問わず、アイドル系や流行のポップ曲)には、少なからず Steve Vai 的なフレーズを感じてしまう。Vai の影響を受けたギタリストが音楽業界の現場へ現れた動向を垣間見る。

Steve Vai は非常に戦略的思考を持ったビジネスマンタイプの変才人物だと思う。
(過去ブログ http://redo-chan.blogspot.com/2010/06/steve-vai-whispering-prayer.html )
こう思わせるようフレージングした彼が巧みなのか、多くのギタリストが魅了されて影響若しくは洗脳されてしまったのかは、僕が判断し切れるものじゃない。天才にして変態ギタリスト、7曲目に定評ある Steve Vai に決定的な興味を抱いたのは、以下の曲だった。

Alcatrazz - God Blessed Video
David Lee Roth - Yankee rose, Hina

ライトハンドのリフを組み込む異色さ、アームとフットペダルを駆使する、トーキング奏法の発想、完全エフェクト(ディレイ)一拍遅延を計算した理論、当時は桁違いの個性があり、何よりギターが歌っている、もう音で遊びまくっていた。よって”変態ギタリスト”と呼ばれたかも知れない。また彼は有名バンドの話題的ポジションだった雇われギタリストの地位を利用して個人の活動を知ら示していく。言い方は悪いがデモテープアルバム、数曲だけ評価された通称ファーストアルバム(3rdアルバム)は、余りにも個性的な為、キャッチーでは無かった。そして本人名義5作目となる Alien Love Secrets が、今でも最も評価できるアルバムだと思っている。ギター音楽の広さと豊かさを堪能出来、楽しませる工夫がある。楽曲も構成も非常にバランスが良い。しかし、若かりしデヴィン・タウンゼントの感性を、Vai が商業利用に組み込んだ結果でもある、と僕は考えている。

Bad Horsie

ラルフ・マッチオ主演ブルースギター少年の冒険!的な映画で悪魔のギタリスト”ジャックバトラー”なる人物が想像された。それを利用しただけかも知れないが、ファン的に喜ばしい曲なのは間違いない。

Kill The Guy With The Ball

変拍子も Vai の十八番、と取れる事態になってしまった。最後の独奏パートは、以前から瞑想や断食を行う本人の信仰思想が音になっちゃった的であり、「ほぼ逝っちゃいました。只今、宇宙と交信中!」みたいなコメントがピッタリ。どうしようもない事に、この曲は集中して聴くと、逝き掛ける感覚になる。

Vai のアルバム中、キャッチーで理解し易く、通して聴き易い8曲構成なので「ちょっと聴いてみようかな」と思ったギター少年にオススメだと思います。

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