「ラジカセを所有して FM ラジオから、初めて個人嗜好的音楽を得る」
TV では知り得なかった音楽世界の広さを、80年代当時はラジオで得たものだ。地元 TV 局で漸く放送され始めた洋楽ランキング番組は、学生が帰宅する夕方5時にプロモーションビデオを流すだけの大雑把な構成だったが、多くの若者の目に触れた。レコード、そして CD が容易に購入出来る年齢じゃ無かった。そこで、エアチェック(ラジオ)が背中を押し、自分の好みを探求するキッカケとなる。音楽雑誌は音楽インテリ/通の証明で、校則違反を破ってクラスに持ち込むやまるで宝飾品のような輝きを与え、休み時間の話題になる。
─ 当時、音楽は本当に上質なアイテムだったんだ ─
運動会でも使用される YMO が君臨した時代もあり、シンセサイザーやサンプリングを用いたエレクトロニックミュージック・・所謂テクノ、ニュー・ウェイヴの一端が世間に影響を与えた。それは今日でも容易に窺い知れる。
Moments In Love
ポッピン系ダンスの BGM として有名。
Legs
Mr.マリックの登場曲としてお馴染み。
Beatbox (Diversion One)
ビート構成イージーリスニング。音色が少ないのでシンプル。一日流して苦にならない。
嗜好が変わり、テクノ系と疎遠になった頃、ユーロビートなるクラブ音楽が席捲したが興味を惹かなかった。英国-イギリスが産み出す先鋭的な感性が無かったのだろう。
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