1.データと信号の配線・・・各ドライブ、フロントパネルスイッチ、LED、USBをマザーボードに。
2.電源の配線・・・マザーボード、各ドライブ 、(グラフィックボード、本体ケースファン)を電源に。
1と2の順序は様々だと思います。電源配線から始めるケースも参照しましたが
基本的にデータと信号の配線から、また併行して結線します。
■■1.データと信号の配線
■ フロントパネル配線(イヤホン、LED)
イヤホンの端子はHDaudioまたはAC'97のどちらか。 これは規格で現行はHDaudioだそうです。これを"AAFP"に。 |
画像が重複しますが、LEDとスイッチの配線。 基板に"PANEL"と印字してある箇所で12本程度ピンが出ています。 逆向きには挿せないので、よく確認すれば間違う事はありません。 |
■フロント配線(USB)
USBの配線。この基板は左から”USB910,USB1112と有ります。 USBは9,10,11,12・・・と番号を割り振ってるようです。 一応若い番号から挿しましたが、指定は無いでしょう。 |
15in1カードリーダーは4穴でしたので、"USB1112"の11を飛ばして12に挿しました。
USBのコネクタは上段5穴と下段4穴構成です。これは挿し間違いを無くす工夫。
5穴の最右穴はダミーのようなものです。本来なら4穴しか無いのでしょう。
・逆には挿せない工夫はAAFP、LEDのコネクタだけでなく、基板の電源コネクタ部分など至る所に見られます。
・コネクタの名称と、基板の名称が違う箇所がありますが、例え英語表記でもマニュアルを眺めていれば
はっきり判るようになります。
■HDDとドライブの配線
長短横長で片方だけ下へ突起しています。 短い方がデータコネクタ。使用するコードはマザーボードに付属。 |
SATAと呼ばれる現行規格は挿してもグラグラ・・・。この頼りなさが通常です。 HDDの不具合は、まずコネクタ部を疑ってよさそうです。 |
CD-R/DVDを読み取るドライブも同じケーブルで同じコネクタです。
コネクタ部の形状は画像のようなL字タイプ、または直っすぐ伸びたタイプがあり、スペースや配線の都合に合わせ選択したので良いと思われます。
この基板はSATA1^6まであります。若い番号から挿すようです。 同じくグラグラ。 基板によって特別な指定がありますので少し注意を。 |
ODD(DVDドライブ)は番号を飛ばしてSATA4に。 コードの長さが足りず、この位置にしか挿せなかった。 先ほど省略したLEDの接続が見えます(右下)。 |
マザーボード取り付け正面から見て、SATAのコネクタ部が横に配置されていますが
これが縦向きだったらコードを無理に捻らないと思います。マザーボードによっては配線接続し易い向きに
取り付けされているようです。
"基板によって特別な指定がありますので少し注意を" と書きましたが
HDDのアクセス方法にはAHCI、RAIDというものがあり、SATA5^6は特にRAIDアクセスを設定した際に接続するポートだとマニュアルにありました
(英語マニュアルで読めませんが何となくこういう単語が並んでますので)。
通常(意識しない限り)はIDEです。私が使用するHDDはたったの500GB、特殊な設定はしませんので
SATA1^4を使うようにします。
これで 1.データと信号の配線 が終わりました。
■■2.電源の配線
■ボードへ接続する前に、電源ユニットから伸びる多数の配線を確認します。化粧箱の裏面に図がありました。
上から順に
■主電力(ATX)20pin+4pin、計24pin。
■CPUへの電力供給(ATX12V)通常4pin(田の字)。これは後継規格(EPS12V)である8pinが付いています。
■電源を要するグラボ用の6pinまたは8pin(6pinにも対応)電源。
■ケースファン用の電源、3pin(2pin)
上から順に
■SATAとペリフェラル(4pin)混合ケーブル。ドライブ電源に4pinを使っているものがあります。ですのでこれはドライブ用。
■SATAケーブル。短い間隔で繋がっていますのでHDD用ですね。
■先のペリフェラルとFDDケーブル。これは見るからに旧規格用の構成です。
正直、最初に見た時は混乱しました。SATAのコネクタと、ペリフェラルのコネクタが重複してたりで。
後は一見して凄く煩雑(グチャグチャ)に見えるので、暫く眺めて漸く把握出来た次第です。
モッサリ・・・ |
それでは、パッケージ(上画像)に沿って接続します(撮り忘れ多々ありますので大雑把な紹介です)。
■メイン電源、ATX24pinを接続。
逆には絶対挿せない形状です。 |
■CPU電源、EATX12V(4pin)を接続、または可能ならばEPS12V(8pin)を接続。
通常の"田の字"ピン。左部(下側)のカヴァーを外すと8pin。 |
"EPS12V"について補足しておきます。
時折Q&Aサイトに・・
「CPUの電源が普通の4pinではなく、個穴(pin)があります。どうしたらいいでしょう?」 ・・という質問があり、気になりました。
回答された方々のお答えが実に様々でハッキリしません。
調べた所・・
「EPS12VコネクタはATX12V電源(コネクタ)の後継規格である。ATX12Vでは4pinだったものが EPS12Vでは8ピンとなり、大容量を要するCPUに対応可能となった。」
成程と。
購入したマザーボード(M4A89TD PRO)は見た目が4pinでした。カヴァーを外した処、8pinでした。
半分は黒いカヴァーがしてあり、通常はEATX12V(4pin)を挿すように促しています。
コネクタには、4pinも8pinも挿せてキチンと固定出来る引っ掛かりがあります。
購入した電源ユニットが、8pinに対応したケーブルコネクタですし、搭載したCPUは割と高クロック(3.2GHz)、TDP(最大放熱量)は125W。
細かい事は抜きにして迷わずカヴァーを外し、8pinを挿しました。
「EATX12」、EPS12Vケーブル付きなので挿します。 通常の4pinでもOK。 |
「ボードは8pinだが 、電源ユニットは通常の4pinケーブルしかない」
こんな場合は焦らず4pinをキチンと挿せる位置に取り付ければOKでしょう。
■グラボとファンに電源ケーブルを接続。
MSiグラボはお尻の方にコネクタがありました。 |
本体付属のファンはペリフェラルにも挿せる変換アダプタ付きでした。 これを外しマザーボードではなく、電源ユニットのファンケーブルに繋げました。 |
■接続し忘れに注意。最後の配線整理が最も手強い。
画像右、HDDの接続も完了。 各ファンから、ケース内部の空気の流れを確認。 伸びたケーブルが邪魔にならないように考えますが・・・。 |
配線の整理が一番難しいw ケーブルにクセが付いてて言うことを聞かないw クセを活かして片付けようとしたものの散々です。 |
自作のポイントにも挙げられる配線の整理。これを考えつつ接続していくのは中々大変だと知りました。
マザーボードの下に配線する"裏配線"出来るケースでは無いので、配線が見えます。
この纏まり難くて、かさばる配線を上手に整理出来るのが、センスある自作PC制作者なのでしょう。
私は下手です。
以上で、組み付けは終わりです。次はBIOS起動と、OSのインストールを簡単に。
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