AKISORA/あきそら に思う事

近親相姦テーマ漫画 あきそら が都条例に屈し全6巻を以って完結した事を今知った。
一般誌且つ近親相姦であり性器の描写は無いが、性行為と膣内射精他有りがちな描写はあり「青少年（子供）に与える不健全な対象」となった。やはり、一般誌上ではマズいが全て歳喰った大人同士の豚小屋騒動てな訳で。それでは「どうでもいーんじゃね？」という話を書きます。



・我来た春 我が行く春
青少年に悪影響を与えるかの判断は大人が制する。角言う大人も昔は青少年で、こと性に関しては右往左往しながら、親に内緒でイケナイ図書を見たり、イケナイお医者さんごっこに手を出したりとかして、熱心に興じたのではなかろうか？　いやこれ間違いない。「いや～若い頃は、真似して悪乗りしちゃって、迷惑掛けちゃったからねぇ」と云う反省も含めて、きっと大人は悪影響を規制するのです。

"見せてはいけない、刺激してはいけない、誘発してはいけない"　こういう事を
・青少年少女が先に妄想し行動を起こしたのか？
・成人大人が先に妄想し大人同士で広めた結果、子供の目に付いたのか？
と云う風に考えますと、従って歴史を遡る事になります。教養に教材と見做された文化遺産である源氏物語すら危うい図書ですが、さて置き。


・可哀相な性的に未熟な大人たち
知識人として判断する大人が「見るに堪えない、見せられない」と有害図書に指定します。二次（漫画や劇画、写真）、三次（ＡＶ～アダルトビデオ、無修正ビデオ動画）は、結局「ごっこ」です。「マジかよ？！」と興奮出来るのは若い証拠、元気な証拠です。表現は只のギャグです、現実ではない。刺激を満たす商品でしかない。「でも青少年は、その判断が出来ない」と彼らは言う。なぜか？

それは親であるテメーらが教えられないからだろうが！　っつーの。

大人はもう解っています。「所詮マンガでありＡＶだ」と。けれど、解っているのに説明出来ないんです。「ちゃんとした大人ですから恥ずかしく」と出来ないんです。いいや、よく理解してないだけです。子供を産んだ大人が、自分たちがした行為と危険性を説明出来ない。全く何て親だよ！
こういう説明や判断すら出来ない性的理解に未熟な大人が騒ぐんです。馬鹿なコミックやＡＶに比べれば、"子供向け”を餌に個人思想を脚本に秘めるジブリの
方が罪は重いと思いますよ？　ですから、揉めてないで先ず「青少年の皆様、馬鹿な大人の馬鹿騒ぎを見せて、誠に申し訳ありません」と彼らに謝るべきですよ。


・何も変わらない。
お上の規制が厳しくなろうとも、無礼講になろうとも、一般的な性認識には、それほど影響は無いんです。児童売買や児童買春といった非人道行為を危惧して、恐らく条例にした当の都知事の経歴を見れば「遊んでんじゃん！」と思われても仕方ない。本人は完全否定するけれど、大物ほど若い頃は盛大な遊びをするもんです、間違いない。
例え規制が無くとも、日本や日本人は売買先進国や周辺諸国と比較すると児童売買や児童買春行為が蔓延する国でも民族でもない。是を否定する人は帰国して下さい。
これは躾と教育と法、倫理や道徳がちゃんと根付いている結果です。この都条例が無い以前、残虐な行為があったか？　一部の異常者を除き、ありません。つまり無くてもいい条例です。ところが児童が犯罪に絡む事件が増えた社会、図書媒体に表現されたものを模倣する人間が現れ始めた等々、条例制定になったと謂う。

この経緯こそが真に怪しくドス黒いんです。


・余談
本件の元となる都条例- 東京都青少年の健全な育成に関する条例 - ですが、AVはとっくに影響を受けており、女学生制服コスプレ、ロリータ設定、監禁強姦売春等の女性卑下的設定作品は、内容を問わず「タイトルに該当文字を含む」場合、一般向け流通市場から排除されました。数万タイトルだと思われます。販売サイト側は当然内容確認しませんし、恐らく業者間確認もしませんからタイトルサーチで選別し簡単に「取扱停止となりました」だけで済ませた筈です。一方、新作を過剰供給しなければならない悪循環に陥った制作側と販売統括側は埋もれた過去作が一部流通停止になるだけですから文句などありませんし、自社販売サイトでノンビリと取扱タイトル総数の数稼ぎとして継続販売し、需要の結果で削除していけば良いだけの事です。ただ安易な規制ですから、運悪く引っ掛かったタイトルもあり、逆に運良く販売され続ける極悪非道な内容作品もある訳です。効率市場主義なる流通経済の、道理が通ってない悪しき面には、全く以って遺憾です。