男が作った抹茶シフォンケーキ

抹茶シフォンケーキを頂きました。

でーん

作った男性は調理上手で、普段から「暇潰し」と謙遜しつつ、ケーキを焼いています。好評なので知人から注文が来るそうです。なので、箱やら下敷きやら購入し贈答準備も整えております。頂いた抹茶シフォンケーキは僕の為に「残り少ない抹茶（本物の抹茶）を使用したんだよ」と格別の付加価値を事前に付け加えておりました。
さぁ心して食しよう。

続きは感想です。





ナイフを入れますと、フワーっとスーッと刃先がソフトに通ります。
抹茶色のスポンジは細かい気泡をタップリ蓄えています。そっと割くと、ショワショワショワ～・・・なんということでしょう！無数の気泡膜が外気に触れるたび「こんにちは！こんにちは！」と挨拶しているかの様に微かな音を立て、姿を見せます。
切り分けて召し上がりますと、お抹茶の風味が上品に口腔内を漂います。きめ細かいスポンジは、見た目以上に舌の上で、その細かさを確かめられるほどです。スポンジと云うものは是ほどまでに、フワフワ＆シットリ仕上がるものなのでしょうか。これは手作りです。
既製品のスポンジは、商品らしい均一感を重視し過ぎて、面白くない食感と味わいになりがちですが、このソフトさには驚きです。頂きながら制作者へリアルタイムで感想を報告してしまいました・・

僕「しかし、こんなにフワっと仕上がるものかね」
彼「なるんですなあｗ」

と云う、やり取りでした。大雑把な私はコーヒーを合わせて食しましたが、飲み物の熱が加わると味わいが変化しまして、また面白い。グラニュー糖を使用したので甘味は控えめで、ついつい直径25cm程の半分を食べてしまい・・

彼「食い過ぎだよ」

と窘められました。全く大した男です。

P.S.
これを読んだ当人から「なんだ、この歯の浮くようなブログは」と言われました。褒めると、こう言い返されます。