Blogger Discrp

どぅーしてココに着ちゃったの?!
  ここは redo_chan という、よく分らない匿名ユーザーが鉄則から外れてブログっている Blog です。

文字を大きくする Ctrl or Cmd + + 小さくする Ctrl or Cmd + - 元に戻す Ctrl or Cmd + 0

転換

6月に閉店を決めた後の一ヶ月間は記憶が薄い。
翌7月10日を最終として暫し休んだ後、引越し先の片付けと退去場の整理をしながら、路上駐車を免れ易い深夜を使い、一人で運搬していた先月。徐々に余裕が無くなり苛立ったのが26日辺り。リース看板業者は厄介で営業と請負業者が合計4つも絡み、契約に沿ってあーしろこーしろ、これは出来ない、(後から)費用が掛かる、と非常に鈍重で横着な対応、実に腹立たしい。大きな作業と運搬を少し手伝って貰いつつも、自分なりの後始末を一人毎晩つけていた。不甲斐無さは今後の展開不安を巻き込み短絡な思考を齎し睡眠を奪う。世の中が随分と単純なものに思えて仕方なかった。稼がない労働は只の気分転換でしかなかった。



契約解除の件、つまり不動産の明け渡しに関して月末と月初、特に頭の痛い件となる。
揉めた等のトラブルはないが、予てより身内の健康を理由に大家は対応を敬遠し、不動産屋がヘーコラやってくる始末だった。契約書に記された決まり事を都合と気分で無視し始め、古い付き合いの仲介不動産屋を「○○に言ってくれ」と呼び捨てする大家に信用は全く無くて当然だ。不景気以上に、こういう取り巻き連中の態度が閉店を決定する経緯にも含まれる。土台となる不動産関係者が老いた堅物ばかりなので、続けていく気が結構失せた。立合いも敬遠した大家の代わりに不動産業者が、預けた敷金90万から向こうが都合良く諸々差し引き、僅かな返金を今後受け取ることになる。当時の90万と今の90万じゃ価値も違うが、不動産屋は常に大家の味方。大繁盛して出て行く訳でもないLOOSER扱いの私に世間は冷たく容赦しない。退去する様相は悪いことをどんどん呼び寄せ、無駄な出費や不吉なことが起こったりと、まぁ、コテンパンな気分を味わった今夏。
事情を知る知人は他者と比べたり、今後の展開を聞き出し急かす有様、それが単に自分の不景気不機嫌の捌け口として連絡取ってくるもんだから、こちらも腹の虫の居所が悪い。携帯電話などと云う最早どうでもいいツールを解約したいのは、こういった連中と疎遠になりたい一念なのだ。

実生活の中に輝きがあるなら兎も角、身から出た錆のような関係は遠の昔の遺物でしかない。つくづく不甲斐無い。結局は、なるようになっただけだし、自分の根っこは大きく変化しない。悔やむ事に明け暮れて、少しばかりの融通も利かない状況に、スッカリ肩を落としてしまった。不動産の解除日が叔母の命日だと気付いて項垂れたり、取り立てて大事は無い人達の日常の様を見て、一人肩身の狭い思いを随分と味わった。転機とも取っていた気分は薄れ、閉店を決めても当面の展開に前向きだった心持は失せてしまった。

現実は厳しい、とかではなく 「俺は難しい」に落ち着く。言いたい事は独り言で言い切った。切ったつもりのシガラミがまだ結構残っていた店ってやつから離れられ、実はスッキリしている。僅かな年数に行った実務はとても楽しかった。世の中が変わってしまった。白けてしまう事が一番駄目だと言い放っていた自分が徐々に白けてしまった。売り物に何の罪もない。商売ってものが違う生き物になった。そのうち商売や営利が白けたものになるかも知れない。
自分という素材がどう役に立つか、を考える。金銭と利益はその後でいい。仕事をしているという甘えや心許無い安心から抜け出したいと思う。

しかし、此処は冷房が要らない。厳かな環境は負け犬にとって居心地が良い。何とかなる、何とかする、どうにかなる、どうにかする、どうとでもなれw

0 件のコメント:

コメントを投稿