Blogger Discrp

どぅーしてココに着ちゃったの?!
  ここは redo_chan という、よく分らない匿名ユーザーが鉄則から外れてブログっている Blog です。

文字を大きくする Ctrl or Cmd + + 小さくする Ctrl or Cmd + - 元に戻す Ctrl or Cmd + 0

危険性への意識


「ばったり君」御用 AVからヒント|nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121013-1031883.html

病人を装って倒れ込み、介抱しようとした女子高校生にわいせつ行為をしたとして、警視庁生活安全課は強制わいせつの疑いで、東京都瑞穂町、会社員吉川誠容疑者(29)を逮捕していたことが12日、分かった。昨年12月以降、羽村市や福生市で同様の被害が相次いでいた。同課子ども・女性安全対策室では、いきなり倒れ込む手口から「ばったり君」と名付けて捜査を進めていた。 逮捕容疑は4月20日夜、福生市内マンションのエレベーター内で足が痛いなどと倒れ込み、一緒に乗っていた女子高生(当時16)に「休みたいから階段まで連れて行って」と頼み、非常階段の踊り場で介抱しようとした女子高生をあおむけに押し倒し、下着の中に手を入れるなどしたとしている。今月10日に逮捕した。 吉川容疑者は「1回やったらうまくいったので、繰り返した。20件くらいやった」と供述、容疑を認めている。介抱する女性のスカートを男がのぞくアダルトビデオからヒントを得たという。 近所に住む20代夫婦は「女性と2人で住んでいたので夫婦と思っていた。共働きで土日が休みらしく、仲良く出掛けていた。感じのよさそうな男性だったのに」と驚いていた。
[2012年10月13日8時32分 日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121013-1031883.html より ]

"淫者ばったり君"。忍者ハットリくんから引用し警視庁生活安全課~対策室が命名したとある。同様の未遂事件を私的に聞いていたので取り上げた。念の為、最近流行りの事件ではなく、同類となる仮病偽装婦女子暴行は以前からある。話を聞いた際に思ったのが「まさか、そんなネタで犯罪実行する男性が今の時代に居るのか?」と思ったほどダサい手口だったが、この「まさか」が落とし穴でもあるから、この記事は注意喚起として受け止める必要があるだろう

多分、元ネタに SODを挙げるだろうけど、90年代から仮病ネタはある。この事件に関して業界の人は「あぁ真似しちゃったか。馬鹿だなぁ」と数秒だけの感想を持つだろう。そもそも、AVの演劇ネタは大体 TVや巷で流行する時事を取り扱う。流行は作るより乗っかる方がラクに儲けられるからだ。だからこそ有り得ないシチュエーション設定を創り上げる企画レーベルに人気と評価が生まれる。こんな「バッタリ」程度を今更誰が見るだろうか。スマホから簡単に観れてしまう10代半ばの少年達には何でも刺激的だろうが、有料モノでは厳しいだろう。隙間に出される企画作品の時間消費に用意される1コーナー程度でしかない。

業界が平常なら、以後バッタリ企画が出る(村西時代なら絶対やっただろう)。でも出す程モノじゃない。それに犯罪ネタは取り扱わない。企画は「もしも」と云う視点が大事だから、発生してしまった既存ネタで、しかも犯罪となれば見向きもしないだろう。

この、安全課が命名したネーミングは押さえて置いた方がいい。この安全課には AVレベルのセンスを持った何かしらの役職が所属しているようで頼もしい。少々年輩の方だろう。課内でも「あんなネーミング付けてマジかよ?」と思った職員さんが居る筈だ。逮捕した手柄とこの報道で賑わった、とも考えられる。お手柄なのは間違いない。

さて、奇妙且つ大胆な設定を大真面目に又はお茶目に行う秀逸な企画は絶頂で賑わった約10年前に出た。記憶にあるのは「盗撮していたら見つかっちゃって追いかけられた(JADE、ここはホント優秀)」、それとDANDY。この2メーカーは本当に素晴らしかった。近年の作品は確認していないのだが、監督やフォロースタッフが顕在なら、企画精神は変わってないだろう。

社会性あるものや権力を扱った事実に基づく企画は危険だし敬遠される。TVドラマで在りそうなものを拝借するのがせいぜいだ。今、巷に蔓延っているのは泥臭く「まさか、もしも」で済まない。それは、つまり「ああ有り得るな、有ったな」と思わせてしまう事であり、こうなると現実観点からの視点を無駄に持たせてしまい、企画AVが持つ幻想や妄想の醍醐味を失わせるからだ。現実味を超える更なる妄想、こういう手法(メーカー)もあるが、ネタはそう大して多くは無い。
成人向けの二次元作品はかなり規制された。この事件で「AVを規制せよ、無くせ」と仰る方がいる。

世間には法律と云うものがあり、これは社会基盤であり、生きていくルールである。やってはいけない事を実行する、犯罪と解って危害を加える、これを解って真似をする人間が悪いのである。早速排除を求める人間は犯罪者と変わらぬ短絡思考でもあるから気を付けた方が良い。

お終い

0 件のコメント:

コメントを投稿