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どぅーしてココに着ちゃったの?!
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お道具の買い方が難しい

デジタルお絵描き、ペンタブの話です。

皆さんそれぞれにコダワリや好み、ご予算もありますし、お絵描きの表現手段も色々と違っており、また様々な購入層がありますので、「こうすればいい!」と断言は出来ませんが、少し物申したい気持ちから記事とします。お断りして置きますが、購入される方は様々かと思います。購入希望者が本人で就業者なのか学生なのか、他人(家族)の要望なのか色々なので、出来るだけ噛み砕いて記載しようと思っています。それとPC(スペック)の件、ペンタブのドライバー(競合)の件には触れません。

素人が書くボツネタなので読む価値はありませんw




まず、ペンタブレットもソフトも無い状態からの購入ですが、商品の販売構成から導かれた上手な買い方が確立されているようです。お絵描き行為ですから必然的にペンタブレットの要望が湧くと思います(が、マウス作業で構わない描画スタイルもあります)。多分、それぞれにお気に入りのイラストレーターさんがいて、その方の制作道具や制作動画など情報を集め持っていると思います。ここから何が要るか?何が欲しいか?が念頭にあるでしょう、まずここをキチンと押さえ、必要な物として確認しておけば期待外れはあっても無駄にはならない(しない)買い方が出来ると思います。使用する/購入するソフトが決まっているなら、ソフトとペンタブレットをそれぞれ単品で安価販売比較して購入する。非常にシンプルで無駄の無い買い方が出来ます。

一般的にデジタルお絵描きに興味を持った場合、何よりも使ってみたい一番の道具はペンタブレットだと思います。ペンタブレット販売メーカーと言えば、国内/世界シェア85%を誇る、日本(埼玉)国産メーカー Wacom の一択です。当然、商品グレードが存在します。その中でも入門機種である Bamboo シリーズは(好みはあると思いますが)描き味や操作性、品質共に全く問題ない商品だと思います。そして Wacom はペンタブレット世界シェアNo.1のメーカーだけあって、他のソフトメーカーとの提携があります。各種高級ソフト販売で有名な Adobe を始め、国内のペイントソフトメーカー(又はプライベーター)との協力体制が出来ており、つまりペンタブレットとソフトとの同梱、お手頃なセット販売体制が成されているのです。これが上手な買い方のポイントかと思います。

http://tablet.wacom.co.jp/bamboo/
Bamboo のページを見ると、購入目的に合わせて商品を選択出来るデザインになっています。セット品は Fun 又は Comic と名付けられており仮に今後名称変更してもセット販売は継続されると思います。

この2つ(Fun/Comic)の違いは同梱ソフトの違いです。イラスト好きなら必ず Bamboo Comic の選択だと思いますが、ここで一つ問題があります。Comic同梱のソフトは非常に性能の良いペイントソフトです。が、mini版と言って Mac OS非対応です。
”※Bamboo Comic(CTE-450/650)の付属ソフトウェアは全てWindows OSの対応となります。”
via : http://tablet.wacom.co.jp/support/info/macosxv10.6.html

お使いのPCが Mac OS なら非常に残念な事になります(年頃のお子さんなら多分泣きますw)。mini版は機能制限(保存可能サイズ制限/正規版と非互換/印刷時のサイズ制限/コピー時のサイズ制限等)があり、大サイズの画像吐出しが行えません。正規版はWin/Mac対応です。
「これじゃ意味ないじゃん」

と思われたでしょうが大丈夫。Comic 同梱のソフト(IllustStudio, ComicStudio)は次期統合ソフト CLIP STUDIO PAINT PRO として統括中(2012年現在)で
「つまり買えって事か?!」

ではなく、近年珍しいほどに評判の良い非常に高機能な CLIP STUDIO PAINT PRO を優待価格(ダウンロード版5000円を3000円)で購入出来る権利が付くと考えて頂ければと思います。http://www.clip-studio.com/clip_site/promotion/clipstudio/paint_preferential_treatment

ここで、Fun に付属するソフト Photoshop Elements の話ですが、これを単品購入すると新品 5000円は下りません。そしてイラスト主体で使用する人にとっては約5000円ほど高いPhotoshop Elements を単品購入するのと、5000円以下で購入出来る CLIP STUDIO PAINT PRO を単品購入するのとでは、間違いなく CLIP STUDIO PAINT PRO 購入の方が購入時の満足度が高いんです。加えて言いますと購入目的(写真加工やイラストで使う)を無しにして、何も解らず2つのソフトを比べてみても後者に軍配が上がると思います。それだけ良いソフトだと試用して思います。
「では、やっぱり Comicで?」

いえ、Photoshop と Painter の廉価版をペンタブレットと一緒に安価で購入出来る、と考えて頂きたいのです。ペイントソフトの2大巨頭である廉価版が安価入手出来て、尚且つ描き味を体験出来ると考えれば、どうでしょうか?
「写真加工とかしませんから」

かしこまりました。しかし Photoshop Elements のフィルター(ぼかしや特殊効果)群、Painter Essentials の生々しいブラシ表現は CLIP STUDIO PAINT PRO には無いものなのです。ある程度、真剣に熱中する性分であるなら、CLIP STUDIO PAINT PRO や SAI(どちらも描き具合では優れたソフト、どちらも体験版があるのでそれぞれの良さを知り見当付けて置く)等をDL版としてキチンと購入するつもりで、同時に Photoshop & Painter を入手しておき、その描き味や活用方法を知っておくのも一考に価すると思います。

まとめ
  1. 購入製品の目星と確証を立て、意思を固めて単品購入
  2. 気軽に始める、初めてのペンタブレット購入ならセット品を
  3. Comic チョイスなら気軽なお絵描きに留めるつもり、又はある程度 CLIP STUDIO PAINT PRO を使うと決め、優待購入権利として購入しておく
  4. Fun チョイスはペイティングソフト全般の使用を視野に入れて、その手始めとして購入する。別途必要に応じてソフトをキチンと購入する算段がある。

このような考え方です。
「なんか難しいなぁ」

セット品の購入は上手な買い方として賛成頂けると思います。そして購入後の取り組みがどのようになるか予想してみるのは買い物の仕方かと思います。
「やっぱ安く抑えたい」

リスク軽減で必要最小限に留める購入は、可能性を留める危うい購入方法なのですが、ペンタブレットを最小構成品とし単品を最安値狙いで検索購入、ペイント機能を搭載したサイトで描く、フリーのペインティングソフトを使用する、または体験版を使用し期限終了後は機能制限で使う等、気軽に楽しむ手段がちゃんとあります。


画像編集ソフトとイラストソフトの違いは、特化させる機能の違いかと思います。
基本的に両種共に同じ機能を持っています。入出力の汎用性/取り込み画像の拡大縮小、移動や反転/選択範囲の指定と変形/スタンプコピー修正/図形描画/ブラシ/塗りの種類/色調(発光の調整)/各種の自動加工フィルター/透過度や発光の種類を設定できるレイヤー/指定部分だけ隠すor適用させるマスクなどです。

写真加工の特色は、元画像は加工せず、修正する箇所だけ切り取りレイヤーにして加工/描画/調整し、意図的に表現の主張を高め、全体として違和感無く統一された自然な写真に仕上げることです。その為、選択範囲の精度と自由度が高く、細かく項目分けした色調発色調整、点から全面に到るピクセル毎のデータ解析、自動加工フィルターの多さ、各種の反復作業をオート化する機能、調整の都度増大する全体のデータをストレスなく扱える処理能力等に特化させるようです。そもそも写真(デジタルカメラ撮影画像)データは一枚数MB~GBで、大きなファイル~高精度のデータ(商材)を損なう事無く処理することにソフトの信用性があるのです(これが Photoshop)。

対してイラストソフトは、ブラシ機能に特化しており、如何にして塗り味の良いブラシを提供/加工調節できるか、実際の絵の具を実際の紙に塗った時に起こる浸透固着現象をデジタル上で如何に再現するかだと思います(これの究極がPainter)。何も無い白紙データ上に様々な発色を創り上げていくのは操作する人なのですから、ブラシや塗りの設定が細かく思いどおりに且つ簡単に行える機能となっています。そうして出来た二次元表現の絵に、光と影を与え現実味を持たせる。ここに色調発色調整やレイヤー(発光種別)機能が適用され、また写真加工と同じく部分的修正&加筆の作業性良く行うために選択範囲を使い、レイヤー分けをする。ここでも重要視されるのが描き味塗り味です。

他面、デザインイラストは言い換えると「図形の組み合わせ」となり、点(ピクセル)を置くペイントソフト表現よりも、数式表現(パス)する方が緻密で精巧な仕上がりと成るため、上記とは違うドローソフト(ベクタ画像編集ソフト)を使うようです。


どちらも機能構成は同じようなものです。使用目的に合わせて特化させ使い易くする方向性が違うのですから、基本部分の使用だけであればどちらのソフトを使っても お絵描きソフトとして機能します。

描き手のレベルを上げていくと例えば、コンセプトアートクリエイター、様々な素材を組み合わせるコラージュイラストレーター、アニメ、漫画、アナログトラディショナル系のペインターなど、分野や描画/表現方法が違い、それぞれに求めるもの要求するものも違います。そこに仕事道具として使える、核となるソフトの決定や、他ソフトの部分的有効活用などが言われる訳です。

初めたてなら「これじゃないと描けない、ダメだ嫌だ」ではなく、ソフト毎の性能、感触や操作方法をボチボチ学びながら描くことを増やし、一層好きになる、こういった方向性や取り組みを大事にする人はジワジワ確実に上達していくんだなぁと膨大なお絵描き愛好家を見ていて思います。


おしまい

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