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チャイニーズオデッセイ Conquering the Demons

清い水ブログでも「Asura のパクリ」と報じられ、隣の御大から「子供騙しだ」とか言われた "Journey to the West 降魔篇"に感心した。

長江7号以後ご無沙汰の周氏、今回は監督での登板となるが大陸では史上級のヒットらしい。前2作から随分経っている、制作事情も随分変わったことだから、シリーズ仕切り直しとして観るに丁度良い。

先ず台詞が良い。テンポが良くてキャラ同士の会話が普通に面白い。スポット~予告動画で漢字&英語字幕が確認出来るが、字幕も口頭台詞も違いなく面白い。これは今回、今時の/新鮮な役者を遣えた点が最大の理由かと思う。長年、主役として愉しませてくれた周氏だが、その分これまでの積み重ねや含みが前面に出てしまう。貫禄あるのにコメディ役、これは中々重苦しい(前作とか)。本作では名の知られた若手で評価も得ており周氏の指示をコナす役者陣を遣えた事で、周氏が思う処のものを自分が演じるのとは違う形で上手く出せたのではないかと思う。ところで役者は大陸語?で演じて字幕は広東語なのか?香港映画も今は大陸向け制作が基準なのかな

沙/猪/孫を順に取り上げる構成中、場面にも台詞にも無駄があった。観客を飽きさせないよう速い展開が敷かれるが、評価を得る監督は無駄を無駄に見せて上手く使う(タランティーノとか)。周監督はソッチ系。

各キャストは、孫役の二人(黄渤-友情出演、葛行于- ハンター一味の子役)が特に肝心だったが全く問題なく、流石はアジア最高の映画産出"国家-香港"だけあってレベルの高い役者とか近隣のタレント(罗志祥-Show Luo)をゾロゾロ起用して知ら示してくれる。それが妙にハマってしまっている(特にShow)から、香港映画のキャスティングは面白い(そもそも役者らが凄いせい)。
闘神とか如来をモデルにしたシネマティックゲーム Asura のパクリ指摘が早々に動画サイトやアフィブログで紹介されていたが、パクリ~オマージュとかリヴェレンス(リスペクトな)とかは毎度周監督のお決まりだ。自身の過去作からも使い回すし、あの禁断のネズミーランド系もパクっとする。今回BGMも結構パクリまくり使用しまくりだ。ほんと昔から遠慮なくパクる。Asura の件は「VFX会社に任せてあるので話はソッチへ」と答えているが、「そりゃま、その辺解るだろ?いい加減さw」くらいに言い放っておけば「やっぱチャウなぁ」で筋が通っていたと思う。周監督なら寧ろ「パクリです!」と言ってくれた方が喜ばしい。

メインBGM は銀色鋼鉄警官(ロボコップ)風だろ。ラストのパクリではない挿入曲は、日本の"Gメン75"ってドラマの「ラーーラーラーラー」なテーマ曲だが、これに気付く観客なんて世界~日本合わせても1割居ないだろよ。つまりだ、大勢が「パクリじゃんよ」と気付けて騒げるパクリは故意と見做しても構わない狙ったシークエンスだな。まぁ、そんな訳でATLUSゲームクリソツのCGシーンに登場させた巨大猿は、監督が大不満ブチまけた、アノ「DB Evo」への当て付けで、不満を持った世界中のDBファンへの鬱憤晴らしネタで良いと思う。

会見でも質問要望が出たとおりだが、周監督は短いスパンで映画製作を行うべきだろう。出資~制作費が半端無い大陸制作のガッチガチコテコテ超大作とは違い、軽くて賑やかで情があって古くて新しい香港映画はもっと世界的に映画の地位を高めても良いと思う。何処の国の映画も言葉の壁さえ解決すれば、直ぐ手に届く映画になる。海外進出したモノ同士でイザコザせず、香港映画ブランドを高めたらどうかなと思う。英語とか語学レベル高い国なんだし、発信環境は益々整うから。
別件、オリジナル座頭市の劇場版(1962-1975)関連で、70年代以後の香港武侠功夫映画の話へ繋げる事が出来るらしいが、ここで香港-日本間の特別な関係とかゆー話するつもりは無い。以前、香港の人に直接に言ってウケたんだが「やっぱ香港はアジア随一の"国(特別行政区)"で、Chine(シナ)とは全く別国。さっさと中華から独立しろよ」と言ったとおり、香港国内で自国映画産業への厳しい批評あるらしいけれど、香港映画万歳って感じの映画だった。


Other videoclip :
樂園 星 https://www.youtube.com/user/SingchiChow?feature=watch

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