2008総括

総括すると今年は、色々固まった年だった。
ＡＶの事をもっと書きたいんだけど、現状では棘が立つだろうし期間を置いた方がちゃんと評価出来そうです。
最近のニコ動はツマラなくなったけど、沢山の映画を観れたお陰で、ちゃんとＡＶに対する視点が養われた気がします（気がするだけ）。如何に表面的なことを無視して本質に迫るか━映画は映像と話題性～ＡＶは裸とＳＥＸが邪魔をするんだけど━これがより一層掴めてきました。

ＡＶに於いては、直感的な性欲を抑えて理性的になれるか～その理性を超える官能があるかどうか、客観として楽しむ物に如何に主観性を感じ取れるかが、ポイントです。
たかがＡＶなのにオカシイでしょ？ｗ　これはただ単に視点の違いです。単に慣れ。

～直感的な性欲を抑えて理性的になれるか～
先入観を除いただけです。物の見方も人の見方も同じかな、と思ってますので、随分自分の思考に役立ちました。これが商売に活かせれば儲かるかも知れないｗ
そして言葉（理性～理屈）を超えるエロスがあれば、間違いなく自分にとってアタリＡＶ。

～客観として楽しむ物に如何に主観性を感じ取れるか～
ＡＶは、自分の、過去の経験を、呼び覚ます事で、最も官能を覚える、趣向品、だと思います。若い子や童貞君が求めて楽しめる物ではありますが、実は大人の為にある物だと断言します。※実現すると危険な妄想の仮想体験では無い～これは企画の域でしかない。

経験人数の多少は関係なく、過去に体を重ねた異性との微かな記憶～薫るようなもの、です。例えば、あるシーンを見て、全く同じ場面では無いものの、何故か体験した事があるかのような感覚。例えば、姿形は全く違うが女優の表情に、何故かそれを見たかのような感覚。
自分が体現した事（または深層が覚えていること）を感覚で捉える事が官能～エロスの（ひとつの）要素だと思います。

今後、無修正サイトの取締りが厳しくなるでしょうね。
早くモザイクや無修正の呪縛から抜け出し、視聴者ご自身が持つ最も確実で官能的な、その感覚を呼び覚まして楽しむ事に、開眼して貰いたいと・・・ｗ　思いますｗ
コレ私もヘンに思います。読んでヘンだと思った方には「股間で見るな、頭で見ろ」～まずは「Don't ｆｅｅｌ、THINK」、そして「and　Feel 」　ですね。

意味不明っしょ？ｗ　

そそ、ＡＶって意外と難しい物なんです。
対象を何かに置き換えれば、どうでしょう？
私の場合、たまたまＡＶで良かったと思います。
ＡＶが難しい要因は恐らく、[人が人の為に人を撮り上げたもの]、だからです。

それでは、よいお年を。

現況メモ

メモ程度。児童ポルノ規制から乗じてアダルトコンテンツ規制開始・・・国内規制。日本は無修正の流れにならない。ＰＣネット上の規制。これを機に一層の国内需要減～海外開拓～全世界需要獲得爆益～世界企業化。アジアンとは別にジャパニーズガールジャンル確立～シェア拡大。日本が手掛けるポルノ制作。ストレスなく自慰出来るモノが好まれる撮り～照明～衣装～女優の容姿レベル・・・現在の主流ＡＶ作風は海外を視野に入れた下準備。企画～ドラマ～ＳＭ～レイプ系は縮小し廃れる。潮吹き行為が絡むものは残る・・・実験イカセ系。淑やかさと羞恥系は国内限定。素人系の氾濫。現30～40前半世代が一段上にシフトすれば国内流通は見限る。ＢＤより配信とTV。ＣＭ抑える、買わなくなる・・・販売店舗数激減、観なくなる・・・レンタルＡＶ棚撤去店出る。必要なくなる。一極化。

2010/06/10　２年前に思った事がちょっと現実に・・・

女優さんは色褪せない

RUBY～熟女ＡＶを自宅に持ち帰り再生チェックしていたら蝉の鳴きが聞こえた。
ツクツクホーシ・・・　涼しさが残る早朝5時の爽やかな朝「いよいよ蝉か」と思ったら、作品に混じりこんだ自然音だった。家屋～マンション等のスタジオ作品では、こう云った自然音がよく混じり込みます。カラスの鳴き～通行車両～救急車。蝉は特に季節感があります。「友達のお母さん～赤西ゆき40 歳」男優は沢井涼氏。愛撫の段階でこめかみに汗、それが赤西ゆきの臀部に付着している、夏だなぁ～と思います。

WANZをせっせと観終わらせて光夜蝶も幾つか。光夜蝶は女優ノンクレジットなので検索に時間が掛かる難メーカーです。女優名が判った時の喜び、そして過ぎ去った時間に何の意味があるのかとうな垂れてしまいますｗ　WANZは安い、何故安い？　それは残念ながら撮りがイマイチだから。近作はジャケの見映え良くて内容イマイチ、そして安っぽいケースを使い始めた。こうなったらネクストイレブンと同じでヤフオクでも１円系の商品になっちゃう。弾数（生産数）がどうも多い気がするし。こういうやり方は数字の上でどうにかしようとしてる？・・・と良からぬ考えが浮かんでしまうのです。良かった作品は「プライベート-女体観察～五十嵐ゆうか」、「拘束マニア～三咲まお、灘ジュン、宝来みゆき」何れも旧作だ・・・。

五十嵐ゆうかはホテルハメ撮り、コーナー合間にフェチっぽいシーンを挿入し、液体を使ったウェット＆メッシー系のプレイがあったので「もしや中野Ｄ児監督？」と思ったら当たってました。これは特に良かったです。五十嵐ゆうかってある意味イカした女の子です。超強気ｗ　怒鳴るように「アタシの～気持ち良いの！？」って言うしｗ　特典シーンで「○○ニ屋とかないかなぁ～」とボヤキが入るｗ　イライラを訴え性行為に表す女性は大好きですｗ　通常メーカー別で陳列するのですが、コレはＳＭとして分類。サディスティックな男性も若干引く女子ですが手懐けたいとソソられるでしょう。

三咲、宝来、灘の三女優を挙げたのは私の懐古主義ではなく、単に評価です。彼女達は時代に埋もれてない。前述の映画にも共通すると思います。良い物は良い。灘ジュンは可愛い顔して豪毛なんですｗ　そこに無邪気で我侭っぽい性格が出ており、Ｓ系の私はつい苛めたくなりますｗ　目を閉じて悶える表情～絵柄が良いです。キリっと濃い目のシャープな悶え顔は好みですが。
今年「MOODYZ/real～Wキャスト 金沢文子 灘ジュン」で久々に登場。また「YeLLOW～Beauty Style 02 青山～JUN24歳」にも出演。でも全盛期の灘が良いですね。KUKIの作品で女王様プレイをやってみたコーナーがあり、灘は上手く鞭を使えずにいました。本物の女王様がＭ奴隷男性の背中を蚯蚓腫れ状態にする程の手本を見せ、灘も頑張って鞭奮いました・・・泣きながら。灘は「責めるのが苦手」とどこかの作品で語ってます（拘束マニアでも言ってます）。その通り泣きじゃくりながら男性の体を鞭打つ有りの侭の灘の姿に感動しました。

宝来は、普段はカッチョ良いお姉さんタイプの女性です。グラドル出身でしょ、初めて知ったのはＡＶ情報誌で「制服エンジェル」の紹介ページを見た時です。タイプですｗ　この女優さんは乱れると途端にエロさが出る女性。行為中の表情が堪らんです、男心に訴えるモノが確かにあります。今でも記憶に残るＡＶ女優としてファンがいることでしょう。因みに引退直後の宝来が見たい方には「SOD/create　Remix Of 宝来みゆき～SDDL-363」がオススメ。バッティングセンターでバット振る姿、サバサバ明るい喋りで過去作品についてコメントしてくれるナイスなメーカーベストＤＶＤです。私的に宝来のベストＤＶＤは「拘束椅子トランス～DDT-61」です。TOHJIRO監督に一喝され、常に見せることを意識してきた女優宝来の苦悩が暴露されます。冒頭インタビューでの告白と涙に、心が震えました。拘束椅子トランスには三咲まおも出演。

三咲まおも同じく表情が良いんです。尺八顔の美しさ（こう云えます）は絶品。非常に女性ぽい仕草と言動がやはり男心を擽ります。手放したくない～囲いたいと思ってしまう魅力がある女優（女性）・・・としか言えません。言葉では語り難い魅力があります。色々観てきましたが、私の中でのNo.1ＡＶ女優は現在も三咲まおです。


この３女優に云えるのは、恐らく嘘がないんでしょう。女性なので嘘はあると思いますが（失敬）、演じていても苦悩や葛藤が逆に女性らしさ～色気になっていると思います。人間性を─限定した状況ではありますが─映像上で感じ取れる気になってます。労りたいと思わせる～琴線に触れるモノがあります。こう云った感覚は90年代の女優作品を観ていると今でも年上の女性に思えてしまう事にも共通します。そこに記録された彼女達は18～ハタチそこそこの年齢なのですが、落ち着いた女性らしさがある。これは近年（2007～2008）トップ女優と謳われる有名女優達、また熟女優系にも中々感じる事が出来ないのです。女性本来の母性と云った面が時代と共に薄れているのか・・・これは男性にも云えますね。
比較でモノを語り評価するのは単純ですし、新しいモノを受け入れてこそ全体から個別の普遍的評価が出来ます。通常、失ったモノを含んだ形が今の流行作であるべきなんですが、そこの判断が私にはまだ出来ないでいます、課題ですね。

ちょっとＡＶ話～世相私見

昨日は激暇で店頭売上ゼロ円を久々味わいました為、気が滅入るのを抑える活動～キーボード掃除～を行い、ピッカピカのキーを叩きながら文字を並べています。１０キーの「+」「Ｅｎｔｅｒ」、メインの「Ｅｎｔｅｒ」キーは右側面から捲らないと本体側の爪が折れるので次回に役立てよう。

先日も体調不良を訴えましたが、気候変化に体が付いていけないようです。もう若くないってことです。一人仕事なので迷惑掛けないで済む事が幸いです。ＳＯＤグループの商品整理はまだまだ続きそうです。毎日の買取でも現在整理中のメーカーなら追加。ウンザリですねぇｗ

ネット上の中古価格が下がり、量販サイトは新品在庫を吐き出しに掛かっています。地方財政悪化に不景気感から地元でも価格を下げて売る安易な販売手法が俄かに発生していますから、ＡＶ好きの老若男子にとっては喜ばしい時期であり、中古屋には悲しい時代だと感じてます。何が悲しいかと言いますと、安く売られると物が回転しなくなるんです。安く買った物を大事にしますか？　しないでしょ、捨ててもいいようなモンでしょ。

一旦所有されると年齢層問わず殆どの方がキズ品にします。ディスクの取扱が全く浸透していません。販売者が取扱説明をしないからです。記録面は触って当然ｗ　テーブル上に置きっ放しで埃～髪の毛～フケ～煙草の灰で曇ってるｗ　「キレイにすればいいでしょ、だから高く買ってよ」なーんて言う　勘違い～筋違いな方もいらっしゃいましてｗ　またアダルトのＤＶＤは扱いは悪く、映画ＤＶＤは丁寧に扱う、トンでもないアダルト差別主義者に出会うと腹立ちますねｗｗ
たまに監督さんで「所詮（ＡＶは）抜き道具なんだよ」と作品内で語ってますが、もうそーゆーモンじゃない。ただの抜き道具に￥2980-なんて、もう出さないです。金額つけて売るんだったら金額なりのクオリティって必要なんです。抜き道具程度はエロつべとか動画うｐサイトで荒く掲載されるモンです。ＡＶは既に卑屈になって作るもんでも、楽に売れてｲﾊﾟｰｲ儲かるもんでも無いんです。

商品数の膨大さから、購入者はもう気分とかパケ買いしちゃ駄目です。
事前リサーチ位やって下さいよｗ　パッケージを見ただけで望んだ通りのＡＶ＆期待した以上のＡＶなんて無いですよｗ　「女の裸がアソコが見れたらいい！」って人は中古？ダメダメｗｗ　レンタル？ダーメｗ　パソコン上で探して下さい。

「にーちゃん、裏モン　（陰部無修正男女淫行ビデオ）あるか？」なーんつって、今でも店頭で裏ＡＶを尋ねてくる輩が居ますが、私は速攻で追い出しますｗ
理由は考えて下さいｗ　真面目にやってる同業～販売店の方ならウンザリしますし腹立って当然の一言です。

ＡＶを動画で楽しむ場合　<性欲を満たす膨大な情報的嗜好品集合体>　となります。情報ですから、どう役立てるのはユーザー次第です。どう扱うか、どう接するかもユーザー次第です。膨大なんで呑み込まれない様に。

男性だけのモンじゃないです、女性のお客さん沢山います。
買って恥ずかしいモンじゃないです。「カミサンが・・・ヨメが・・・ムスメが・・・」と事情は分かりますが、殆どのＡＶに変態性は無いので旦那さんや父親を嫌悪しないで下さい。但し、女性として～人間として魅力的な女優や男優さんが多いので妬気持ちから来る苛立ちはＯＫですｗ

ＡＶはショーバラエティです。仮想であり嗜好品なんです。面白いｏｒツマラナイ　だけの評価判断で結構です。影響力を懸念するのは当然です、情報を上手く扱えず、真似する猿はいますから。ＡＶの危険性を評価～論じ～政策するのは当然ですが、反対意見を語るまでもありません。解ってる人は平気です。

よく解らない人は損しています。ＡＶに限らず、消費者が判らなくて済む簡単な手法をどこも採用運営しています。これが儲ける事です。消費者にとって「安さ」は結局煩わしく危険なモノなんです、自衛して下さい。

観た量は関係なく、嗜好品として、多少なりともコダワリや好き嫌いを以ってチョイスしてきた方は自信を持って下さい。自分の感性と感覚を大切に。モノの見方は時代の見方、そして人の見方へ繋がります。

ちょっとＡＶ感想

えと、
やっぱりＡＶ話っ敬遠されるので書かなかったんですけど、すっかり自分の生活になってるので諦めて書くようにします。
買い取った商品は、今でもほぼ観ています。
コレやめた方が商売上良いんですけど、自分の売り物だから把握したいんで。
一番の理由は好きだからｗ
市内一番のマニア自負しますよｗ　ＡＶマニアが商売やってるって最強でしょ？ｗ　

ん・・・と、最近のＡＶってイマイチなんですよね。アツさがない。ルーチンワークみたいな作品群で勢いが感じられない。企画の使い回しだったり。でも僕の「イマイチ」ですから。取り敢えず１万作品観ました。それからの比較上であったり感覚なのでアテにならない「イマイチ」です。ＡＶって近年で１０万タイトル出てますから僕の感想なんて尚更アテにならないです。尤も中古屋だしｗ
でも制作スケジュールきついと思いますよ。一体ひと月何本撮るんですか？ｗ　多過ぎｗ
ネタなんて尽きるでしょ、「兎に角作れ」って上から言われてる様なもんじゃないですか・・・現場の人達全員　相当大変だと思います。販売と購入採択の多様化で一枚当りの数字は反って落ちてるんじゃないかなと思います。お客さんからも数が多過ぎて「新作を選びにくい」と聞きます。そんでもってベスト系ＡＶに手出してウチに売りに来たり・・・。
音楽ＣＤとかブコフで見ると重複商材ってあるんですが、ＡＶってどんなに売れ線の女優作品でも重複（店頭在庫が数枚ある）が殆ど発生しないんですよ。これって驚異的です。それだけタマ数が多いってことです。

ちょっと前はPREMIUMを纏めて観ました。星野あかりと二宮沙樹の数作がとても良かったです。前者は女優の質（この女の子相当淫らです）、後者はキャラと演出～構成が良かったです。沙樹ちゃん（付けｗ）を再評価しました。スカした処が萌えってヤツです。 PUREMIUM観てると、うさみ監督のＡＶを発見。うさみ監督のＡＶは好きです。楽しくやってそうで女優さん（特に新人さん）の表情が良いんです。歩原らいとのデビュー作が監督だったんですがコレは面白かったです。そんでうさみ監督の名前を確認したんです。
一昨日はKawaiiを20枚程観賞し終えました。体調と時間配分が悪くて４日ほど掛かってしまいました。ちょっと舐めてたメーカーさんなんですけど、ここは女の子が良いですｗ　僕も歳なんで、みんな娘みたいな年齢なんですけど素直に可愛らしいです。鮎川なお/みづき伊織（この子は人気掴みそうです）/若菜ひかる（上等ですね、いつまでも照れてて欲しい）/夏川まゆり/森美咲（Ｈ中の目線がイヤらしいｗ）/吉沢みなみ（ブリっ子仕草が◎ふっくら幼児体型）、なんてか見入っちゃいました。
おっと、その前にＰＭＡＸの作品を。大石もえ（エロエグｗこんなに悶え狂うとはｗ）/加藤レイナ（カッコいーおねいさんでした。インタビュー中ク ◎ニされてもアッサリトークに興奮ですね）
、この２女優は久々に興奮覚えました。
昨日からはSODをちょこちょこ整理してます。SODグループって中古になるとホント値崩れします。何でもかんでもね・・・・浜崎りおの Eighteenがなんでプレミアなの？ってｗ　長谷川留美子は未だプレミア系かよ！ってちょとツッコミ・・・二村監督＆長谷川留美子作品はSODもドグマも未だ高いです、溜池監督のお嬢様ファイルも高い。ムーディーズの妄連想は再販ＤＶＤあるのでプレミアじゃないです。
昨日観た中で良かったのは、女優で「本物！？平○理央」～これ長谷川あゆみだそうです。アタッカーズのくノ一２（原ちゃんとMEWちゃん版）で観てました。ちょっと気になった女の子です。女優のクレジットがないんで困った商品なんですけど、内容は良いですね～人妻っぽさが良い。内容も撮りも良いです。「長谷川あゆみ」って判ってるのと判らず観るのでは大違いでしょ、でもコレはどちらでもＯＫだと思います。
「陵辱近親～麻生まりも」これは全体的に良いです。ＳＭチックなお話。養父がトコトン娘を辱める徹底さがＯＫでした。養父に日比野さん、これが大当たりですね。約２０年前から日比野さん、いらっしゃるしｗｗ　コレって、すんごいですｗｗｗ　まだ活躍してくれてる嬉しさってヤツです。プレステージのなんだっけ「エスカレートするドしろうと」だ、ある若い女優さんとデートしてホテルへ・・・で、ちょと難しい若い女優さんに困ってたのが良かったですｗ　ビリヤードやったんですけど「楽しくない」とか「疲れた」と言われて「え？・・・」みたいなｗ　劇中では沢木アニキに佐川さんも登場。佐川さんと日比野さんの２ショットは危ない危ないｗ
最後は「女のカラダになった童貞の僕」松野ゆい。松野ゆいは風格あります。「転校生」のＡＶ版（よく題材に使われます）なんですけど、女性の体になった男子が、鏡を観ながら自慰するんです。コレ多分誰でもやるでしょ。ナルチ。観せてくれるプレイ～映像面だけじゃなくって、そこに自分の想像も加えるとコレは使えます　ん？オカズｗｗ

そいじゃ、ちょっとＡＶ話でした。　

すみだはなび

白昼の天照が、袖捲った肌に刺さる日のこと、梅雨が明けたと気づいた。

いつものように─今は遠く離れた場所に営みを設けているが─営業回り、都内の川辺に近い低い街並みを、額に滲む汗を割と頻繁に拭い歩き回っていた。さっきも見た看板がまた現れたところの橋を渡った街は、蒸せた大気が淀んでおり、容赦なく照る白光の太陽へ戻ろうと、憎ったらしいくらい憤っている。不機嫌な路面から照り返す熱気も、さながら灼熱地獄と形容したい。

DVDから伺える新品のクオリティ低下

「新品」のクオリティについて、どう認識されてますか？

生産～製造ラインに品質～程度から「新品」とは、まぎれもなく卸したての鮮度が高い物です。
製造ラインから考えると、オートメイションによる工作～製造～取り扱いに品質チェック等、
ニュースやＴＶ番組で、この模様を観たことがあるでしょう。

車、電化製品、電気機器、生活用品、本やCDなどの趣味媒体他、「新品」を購入した時に
必ず感じる「新品感」があります。この「新品感」が最近、特に薄れていると感じます。

コストダウンの一環で海外生産工場を設けた企業は数知れず、その為、国内の生産業は
不景気の煽りを受けました。購入者は価格ダウンに喜び馳せましたが、
一部の購入層は製品に対する信用を失くしたかも知れない。

それではＤＶＤに限った話を。DVDは、ほぼ隣国での製造（プレス）です。
DVD盤面のどちらかに印字している製造国表示を確認すると、MADE IN *****　と刻印されています。
当方がよく見掛けるのは、JAPAN,KOREA,TAIWAN。

私たちが認識する新品のクオリティーは　””MADE IN JAPAN”” が基準です。
大量生産品に於いて日本製を超える品質を保つ海外品はありません。
新品でも海外品ですと「新品感」は正直ない。

実例として、
新品DVDのナイロン封を丁寧にハガし、ケース表面を曇らせてみると、指紋が付着している場合がある。
製造工程に於いて素手で取り扱うラインがあるのか？・・・安全面からも考えられません。
ディスクも同じです。
国内製造のＤＶＤを確認しましたが、こちらは全く問題ない。ところが海外プレスにはある。

「大量生産は品質低下」であると事実的に直結していますが日本製はそうでなかった。
国民性としか言えない（工業系企業または生産ラインにお勤めの方ならお解りでしょう）。
海外生産品には品質チェックの甘さと取扱の悪さが窺える。

DVDの未開封にはリパック品もある。新品のように包装してみせる細工のこと。
一部のメーカーはナイロン封にメーカーロゴを印字している。
ナイロン包装（シュリンク）で物を覆い、熱を当てナイロンを商品に密着させる包装で
機械を使ったシュリンクは綺麗に仕上がる。ドライヤーを使った手作業の包装は
熱の当て過ぎでDVDケースの表面ビニール面が波打つ。酷いときはケースが歪む。
包装品でもケースビニール面が波打っているのは拙い再包装作業の跡。
また天と底を見れば判別できる。両角に余分な代（しろ）を折っているのなら工場出荷品。
俗にキャラメル包装と言う。破って剥がす事なく、剥がし代（しろ）がある包装。
これは手間が掛かるので、再包装には使われ難い。仕入れ値も高い。

値段も下がり喜ばしい事ではありますが、売り手も買い手も判らない「新品」が
紛れているのは明らかです。
また、値段が下がることで一番顕著なのは、物の取り扱いが雑になること。
今後リサイクル業は見通しが明るい事業と報じられていますが、リユース業に朗報はないと感じている。
リサイクルは加工がある再生工程、リユースとはちょっと掃除して捌くこと。
リユースに技術は要らない。そういう再利用の事。