「新品」のクオリティについて、どう認識されてますか?
生産~製造ラインに品質~程度から「新品」とは、まぎれもなく卸したての鮮度が高い物です。
製造ラインから考えると、オートメイションによる工作~製造~取り扱いに品質チェック等、
ニュースやTV番組で、この模様を観たことがあるでしょう。
車、電化製品、電気機器、生活用品、本やCDなどの趣味媒体他、「新品」を購入した時に
必ず感じる「新品感」があります。この「新品感」が最近、特に薄れていると感じます。
コストダウンの一環で海外生産工場を設けた企業は数知れず、その為、国内の生産業は
不景気の煽りを受けました。購入者は価格ダウンに喜び馳せましたが、
一部の購入層は製品に対する信用を失くしたかも知れない。
それではDVDに限った話を。DVDは、ほぼ隣国での製造(プレス)です。
DVD盤面のどちらかに印字している製造国表示を確認すると、MADE IN ***** と刻印されています。
当方がよく見掛けるのは、JAPAN,KOREA,TAIWAN。
私たちが認識する新品のクオリティーは ””MADE IN JAPAN”” が基準です。
大量生産品に於いて日本製を超える品質を保つ海外品はありません。
新品でも海外品ですと「新品感」は正直ない。
実例として、
新品DVDのナイロン封を丁寧にハガし、ケース表面を曇らせてみると、指紋が付着している場合がある。
製造工程に於いて素手で取り扱うラインがあるのか?・・・安全面からも考えられません。
ディスクも同じです。
国内製造のDVDを確認しましたが、こちらは全く問題ない。ところが海外プレスにはある。
「大量生産は品質低下」であると事実的に直結していますが日本製はそうでなかった。
国民性としか言えない(工業系企業または生産ラインにお勤めの方ならお解りでしょう)。
海外生産品には品質チェックの甘さと取扱の悪さが窺える。
DVDの未開封にはリパック品もある。新品のように包装してみせる細工のこと。
一部のメーカーはナイロン封にメーカーロゴを印字している。
ナイロン包装(シュリンク)で物を覆い、熱を当てナイロンを商品に密着させる包装で
機械を使ったシュリンクは綺麗に仕上がる。ドライヤーを使った手作業の包装は
熱の当て過ぎでDVDケースの表面ビニール面が波打つ。酷いときはケースが歪む。
包装品でもケースビニール面が波打っているのは拙い再包装作業の跡。
また天と底を見れば判別できる。両角に余分な代(しろ)を折っているのなら工場出荷品。
俗にキャラメル包装と言う。破って剥がす事なく、剥がし代(しろ)がある包装。
これは手間が掛かるので、再包装には使われ難い。仕入れ値も高い。
値段も下がり喜ばしい事ではありますが、売り手も買い手も判らない「新品」が
紛れているのは明らかです。
また、値段が下がることで一番顕著なのは、物の取り扱いが雑になること。
今後リサイクル業は見通しが明るい事業と報じられていますが、リユース業に朗報はないと感じている。
リサイクルは加工がある再生工程、リユースとはちょっと掃除して捌くこと。
リユースに技術は要らない。そういう再利用の事。