ネット上の、一般の投稿掲載や報道記事、これらは数年経てば幾らか消失する。
理由は分るが権利者が何らかの意思で削除した場合、”著作権を放棄した”と解釈していいのかを著作権法を覗いてみると、該当する”著作権の放棄行為”を明言した箇所が無く、困った。権利は強く示され、してはいけない事には細かいが、後始末は有耶無耶になり、特に権利主張しなくても後々「わたしが権利者です」と言ってしまえばいいらしい。これが著作権関連のドタバタ劇に繋がる。
アダルト商品に見る著作権の話と、軽くネット関連の著作権について。
約20年前のナイトショップ(今のコンビニ)にはコピー品が千円均一で陳列販売されていた。元ジャケット社名記載部のデザインを変え、妙な金銀箔をあしらう、今からするとたかがコピーなれど中々手間掛けた仕上がりで、一部のNEVA参加会社が注意勧告していたが 2000年代前半迄、特にNEVA商品はパチ物が出回った。現在もあるだろう。
現況は変化しておりメーカー側が営利活動の一環で、著作権(旧作系のマスターテープ等を)譲渡し積極的な収益事業へ転換するケースもある。これは、著作権侵害を追うまでも無い、莫大な利益回収システムが構築されているのであろう。アダルト業界は商品、商法、組織共に、先進的で無ければならない、そういう素性だ。こんな中にあってVSICは侵害品の注意と警告を公けに示す場合があると聞いている(数年前の話)。
振り返り今を見よう。
結局、1990年代からあった一連の勧告と権利の行使は、摘発と撲滅では無かった。団体の存在威力や権威の主張活動なのだろう。これと報道関連のポリシーを混ぜて考えると、中々無茶苦茶で面白い。権威権力は、まず内部体質が問われる。質が墜ちれば食い物にされる権力もある。黙っていても縋りに来られる権威とは、堂々と厳格に規律を保っている。サイトポリシーで騒ぎ立てるまでもなく。
17:45 via Saezuri
続きは著作権に関するメモ
著作権法(各サイト掲載)
一、著作権法~総務省行政管理局 e-Gov(イーガブ)
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=...
一、著作権法~(社)著作権情報センター(CRIC)
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html
一、著作権法~法庫コム(houko.com)
http://www.houko.com/00/01/S45/048.HTM#s2
・総務省 e-Gov(イーガブ) http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi
・社団法人著作権情報センター(CRIC) http://www.cric.or.jp/
CRIC:
日本放送協会(NHK)、社団法人日本民間放送連盟(民放連)、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、社団法人日本レコード協会(RIAJ)で構成。
ネット利用に関係するもの
政府インターネットテレビ 2009/10/22 「違法?合法?ダウンロードにご注意!〜著作権法改正」
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2824.html
政府インターネットテレビ(内閣府大臣官房政府広報室)
http://nettv.gov-online.go.jp/index.html
平成21年通常国会 著作権法改正等について~文化庁
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/21_houkaisei.html
当改正の趣旨(上記URLより抜粋掲載)
(1)インターネット等を活用した著作物利用の円滑化を図るための措置
(2)違法な著作物の流通抑止のための措置
(3)障害者の情報利用の機会の確保のための措置
【追記】
・"Twitterで歌詞をつぶやいたら、JASRACの利用料が発生する"の話 ~Fumi's Travelblog(02.3.2010)
http://fumit.blogspot.com/2010/03/twitterjasrac.html
・JASRACに行ってツイキャスの包括契約を結んできたときのメモ ~(a++/Yoski)さんのブログ(12.4.2011)
http://blog.myrss.jp/archives/2011/04/jasrac.html
ツイキャスが運営と登録配信者に考慮して契約した経緯と結果を面白く掲載。
・日本ではiCloudは著作権法違反として違法行為になる?~Cyberlaw(08.6.2011)
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/icloud-e580.html
Appleが使用料を払えば済む問題ではない。旧態団体が4つも絡み利権を誇示する。著作権審議委員会の指摘から、尤も足る著作者の権利保護ではなく組織維持の為だけに蠢いている世界。著作者個人の意見と大方の著作権絡みの記事は別物だ。放映物を海外サイトへアップロードした罪での逮捕者が続出している。見せしめ逮捕はあったが見せしめで終わっていない。以前、利点と利益に理解を成し融通利かせた角川も協力放送局に倣う姿勢を見せ始めている。youtubeでは事務所毎に対応が違う。知名度は上がるが実際は利益減収なのだろう。その理由こそ団体かも知れない、本来守るべき処を守らずにいた罰とも思ってないらしい。
・著作権法第30条審議~INTERNET Watch(30.9.2011)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110926_479740.html
従来、緊急的課題にその都度権利制限規定を追加して対処したが、
各著作権協会が挙げてくる論点に対して個別対処しても整合性が無くなるとしている、
という旨が委員会側から。(上記要約)
・福井弁護士のネット著作権ここがポイント
TPPで日本の著作権は米国化するのか~保護期間延長、非親告罪化、法定損害賠償~INTERNET Watch(31.10.2011)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20111031_487650.html
TPPを利用した国内著作権利の拡大
・日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか - 山田奨治著/人文書院
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b89117.html
経緯と実態、団体内部の閉鎖性と不公正について
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