「多分コレまだ観てないだろうから『観た記憶がある』と片隅に置いておくと何時か観る映画の中で元ネタが分るかも知れない」 とか
単純に 「散々テレビ放映されたけど、都合が付かず未視聴ならコレ見とくと良いかも」 という点で挙げました。もちろんカルト&マニアックなものは除外します、と云っても情報流通盛んな近年ですから、「知る人ぞ知るマニアカルト映画!」なんて殆どありませんね。
それでは、名解説者様方々が笑顔で「映画って本当にいいですね」と、茶の間へ娯楽を届けていた感じで紹介、、、といきたい処ですが、現在の放送倫理基準は恐ろしく下がってますのでR12-15クラスのタイトルも挙がってしまいました、偶然訪れた(なんてクリックした上では当て嵌まりませんが、子供が在学中なので今だけ)PTA役員の方、見逃して下さいね。
ところで、あと10年もすれば映画ランキングなんてものは、2000年代以降のモノが上位を占めます。そして 1920~70年代辺りの名画はランキング下位になり、1980年代の凡作映画は忘れ去られることでしょう。ランキングは今だけランキング、その時代を生きている人達が作る「とりま視聴可能範囲で記憶にある名画」の順位リストなのさ。
この点を踏まえて時代を超えて楽しめる映画は何だろうと、気に掛けながら選んでみました。I think "this films will help you prepare for moviegoing".
続きは映画マニア級の人なら失笑/苦笑する若々しいリストです あしからずー。
追記:各映画に関する映像資料/youtubeを埋め込みました。続きをクリックすると非常に読み込み負荷が掛かります。
なるべく HD高画質のトレイラー(予告)を埋め込みたく必然的にブルーレイ宣伝動画が並びました、ご了承下さい。邦画の予告編は質も数も悪い(特に公式がバカみたいに低画質な)ので一部割愛しました。諸々、あしからずー。
十戒 (1956 The Ten Commandments)
ベン・ハー (1959 Ben-Hur)
映画 って何だ?という問いに答える類いのものかと思います。
題材が聖書という点でお気に召さないかも知れませんが娯楽と云う点が遥かに勝っているの大丈夫です。超大作&超巨大セット、パノラマ~遠景とか、今観てもビックリするシーンたっぷりです。どこも開発が進んでしまって画になる景色~風景は随分と減ったのでしょうか、横長いスケールで魅せる遠景シーンがある映画は昔のものに多いようです。
さて、映画といえば監督名を伝って観ていくことが出来ます。ヒッチコックやスピルバーグとか。
裏窓 (1954 Rear Window)
鳥 (1963 The Birds)
ジョーズ (1975 Jaws)
同時に出演俳優や吹替え声優(リチャード・ドレイファス&樋浦勉)等を覚えると後々幸せです。クリント・山田・イーストウッドとか、アーノルド・玄田・シュワルツェネッガーとか、ジョニー・平田・デップとか、です。
世界に誇る日本の監督と言えば黒澤監督。既にカラー映画も撮れた時代ですがモノクロです。デジタルFHDの今、白黒映画を観るのは気が乗らないと思いますけど、観ることで小さいけれど大きな幸せが備わると思います。モノクロは白黒ですけど、その白黒映像の中に、ふと 色彩が見えるような錯覚が起きれば幸せかも知れません。
七人の侍 (1954 Seven Samurai)
椿三十郎 (1962 Sanjuro)
加えて、三船敏郎が凄い訳です。時代劇と言えば殺陣ですが、となれば
座頭市物語 (1962 The Tale Of Zatoichi) または
座頭市 (1989 Zatoichi the Blind Swordsman) 勝新太郎も凄いんですね。
(○川の申し立てによる削除が頻繁なので座頭市予告は割愛します)
ちょっと昔の日本映画って現場の気合や緊張とか映画製作の考えが今と全然違ってたんですね、俳優さんの質も今と全然違うようです。なんだか本当に「現場」なんですね。「なんか男臭いなぁ これが映画っていうんだ」と思えればとっても幸福、おまけに「なんか面白かったな」と感じられたら非常に幸せだと思いますよ。
黒澤監督作品は、なにより海外への影響が著しい訳です。
リメイクとかメタファーとかオマージュとか。例えば、この
用心棒 (1961 Yojimbo) かーらーの!、、、
荒野の用心棒 (1964 Per un pugno di dollari / A Fistful of Dollars)
多分、これ最高の完コピ映画です、これ以上の完全コピー置き換え映画はないでしょ。
そして、このマカロニウェスタン名監督のギャング映画超大作
ワンスアポンナタイムインアメリカ (1984 Once Upon a Time in America)
を見てしまうと、有名な フランシスフォードコッポラ監督のマフィア映画
コットンクラブ (1984 Cotton Club) へと続けられます。
ここで既に名監督5人の代表作クラスを見てしまえる訳です。
抑えておくといい著名監督は大勢いらっしゃる訳ですが、そうそうキューブリック監督の
2001年 宇宙の旅 (1968 A Space Odyssey 2001:) です。
黒い物体「モノリス」は今でも小ネタにされるようです。スターウォーズより前に制作公開された映画ですが、特殊効果撮影の高質度は多分コッチの方が上だと思います。
では、特殊撮影~リアルな映画となると
ジュラシックパーク(1993 Jurassic Park)
トランスフォーマーズ (2007 TRANSFORMERS) が挙がってくると思います。
今となっては「SFX(CG)もここまできたか 」とは思いませんが、当時は多分驚けた映像だったことでしょう。
そうなると特殊視覚効果&撮影方法の根底を変える近年の大ヒット作、、、
アバター (2009 AVATAR) が挙がってきて
となると同類のストーリーである
ダンス・ウィズ・ウルブズ (1994 Dances with Wolves) が、くっ付いてきます。
これはセット販売しても良い位の兄弟作品かと思います。
似通ったストーリーや雰囲気の映画はあります。ファンタジーラブストーリー映画でいうと
ゴースト/NYの幻 (1990 Ghost)
恋人はゴースト (2006 Just Like Heaven)
かと思います。
ゴースト?お化け?なんていう不思議な話が出ましたので、不思議ついでに
グリーンマイル (1999 The Green Mile) が未見なら是非ドウゾ。
良い話繋がりで挙がってくる映画は以下の2本です。
十二人の怒れる男 (1957 12Angry Men)
話も面白さもだけじゃなく驚異の長尺/長回しロングシーンが凄いです。
ライフ・イズ・ビューティフル (1997 La vita è bella、/ Life Is Beautiful)
主演俳優&監督(ロベールトベニーニ)さんが英語圏番組(レイトショウ)で揚揚トーク、映画そのまま。
ライフ~のお父さんの吹替えはヤマちゃんだったと思います。となるとヤマちゃん繋がりで
マスク (1994 Mask)、いっておきましょう。
コメディ、SFで、ブラックユーモア、ミュージカルです。 「チッ、チキブン!チッ、チキブン!チッ、チキブン!」
チキついでに チキ・チキ・バン・バン (1968 Chitty Chitty Bang Bang)
コンビニやテレビ、野球観戦で聞こえてくる超有名なメロディの元ネタであるミュージカル映画があります。これを押さえておくと近年のハイセンスミュージカル映画を上品に楽しめるかもです。
では、ジャンル別に挙げてみます。まず SF映画は、
マトリックス (1999-2003 The Matrix)
プライマー (2004 PRIMER)、
この2作がSFっぽい難解さで渋い選択かも。
次にアクション映画、
一時期のアクション映画は肉体派俳優が牽引独占してました、この二人です、、、
ランボー (1982 First Blood)
(HD版は→ ファン・リマスタートレイラー https://www.youtube.com/watch?v=vLB3lW4ReeQ )
コナン・ザ・グレート (1982 Conan the Barbarian)・・・剣と魔法映画としてドウゾ
元州知事の若かりしイケメン時代を拝むなら日進カップヌードルのCMを。
で、「マッスル俳優だけじゃないってんだクタバレ!!」と近年アクション映画の金字塔を立てたウィリスさんの
ダイハード (1988 Die Hard) が転換点となりました。
アクション映画は若手マルチ俳優も挑戦、
ボーン・アイデンティティー (2002 The Bourne Identity)、シリーズ3部作イケますね。
因みにボーンシリーズは超渋いカーアクションシーンが見所だと思っています。
ジャンルや俳優個人の転換点になったものとか、異色だけど今じゃスタンダード、モノなら、、、
ウォール街 (1987 Wall Street)
フェイク (1997 Donnie Brasco)
ウォッチメン (2009 Watchmen)
カンフー映画で転換の意味合いがあるものは
カンフーハッスル (2004 Kung Fu Hustle) かなと。
ジャッキーやリーリーとか70年代ものとか近年の偉人ものとか色々観るキッカケとしてイケるし、色々観た後なら多分繋ぎの意味合いがあるかも知れません。香港映画(中国映画と区別します)の象徴は目下チャウシンチーですから、シンチー監督作品の代表作として観てもいいかなと。
恐い映画で観ておくのは
リング (1998 Ring)
1998 TOHO Co., Ltd. |
オーディション (1999 Audition)
1999 Art Port Inc. |
この2作を知ると、他が恐くなるかも知れませんけど。
視聴率が遥かに高いアニメ映画の中から、映画として凄そうなものを挙げておきます。
日本はアニメ生産国として有名で皆さん目が肥えてらっしゃいます。「世界中の老若男女が観るならどれが良いかな?」という点で以下の二つを。
美女と野獣 (1991 Beauty and the Beast)
カーズ (2006 Cars) です。
次から少しマニアックになります。
アメリカンニューシネマの類いで最もランキングに挙がってくる
カッコーの巣の上で (1975 One Flew Over the Cuckoo's Nest) を見て
同時代の映画が見たくなったらミッドナイトカウボーイも良いですけど、
ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー (1974 Dirty Mary,Crazy Larry)
をドウゾ。
ミッドナイト~&イージーライダーよりサッパリしたラストなので鬱加減は低く、寧ろ呆然とするものです。
上の"フェイク/Donnie Brasco" を軽く流しましたが、俳優アル・パチーノの代表作はアメリカンニューシネマ期にも多く、よく見掛ける俳優だと思われますのでお気に召したらソチラ様の、"追っかけて観る俳優"リストに入れてみて下さい。
カッコイイ、クールなジャンルに触れましたので、シーン構成の妙と俳優が出揃った 通好みの、それでいて有名な映画、、
パルプフィクション (1994 Pulp Fiction) を。
クェンティン監督映画で「ファ○ク、フ○ッカー」という言葉を覚えても良いでしょう。
横道に逸れますがクェンティン監督と、ゾンビ映画"ゾンビ / 1978 Dawn of the Dead Zombie"を観ておくと、ハウルさんちのマルクル神木くん主演「桐島、部活辞めるってよ」のネタに「そうそう、そうだね」と反応出来ます。クェンティン監督作の出演俳優はクセのある良い役者揃いなのでドウゾ。
では暴力ジャンル序でに、アウトレイジ (2010 OUTRAGE) もドウゾ。
ユーモア視点で観るのが肝心です。
「なんだとバカヤロ?どうなってんだコノヤロォ!」で、ニヤニヤ出来るかどうかがポイントかと思います。海外でも著名なKITANO監督、残念ですが海外では丸っきり 現代ヤクザバイオレンス映画としか紹介されません。
では、KITANO監督も役者出演している ヤクザだった映画、、、
夜叉 (1985 Ya-sya) を是非。高倉健主演映画は必ず1本ドウゾ。
任侠映画、特に実録シリーズは史実の意味合いもありまして「観ておくといいかも」リストに挙げると中々濃ゆく成り過ぎますさかい、よって外さしてもらいやした。すいやせんおおきに。
最後に スチームボーイ (2004 STEAMBOY)を。
AKIRA(1988) の大友監督が9年と数十億掛けて制作した(悪い意味で)信じられないアニメ大作です。が、アニメとして紹介する程、パっとしないし、人気も評価も低いですね世界的に。これはギャグ映画でした。「大金と年数掛けてこの程度?旬逃してるよ。。。」というギャグだし、ただの三世代内輪揉めというギャグだし、立場を異にする集まり間の争い、その大義名分もギャグ、「スチームボーイ ギャグ」で検索したら「あれは喜劇だ」とありました。一部では「完成が数年遅かった」と言われますが、数世紀遅かったと思います。それほどに古典喜劇。若しくは50年~1世紀早いと思います。近作、火要鎮(2012-2013)が示すとおり、創作の質が一段上にシフトしており、過去の監督ファンも追えない所に到達しているようです。
つまり今更半世紀以前のフィルムノイズたっぷりの古典芸能映画を観る位なら、カラーアニメのスチームボーイで良いでしょうよ、って事です。
当然ですけど、この程度では収まり効かないでしょう。
でもお仕舞、あとは勝手にドウゾですw
※追記又は変更改定するかも知れません
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